
気管支拡張症の重症度とワクチン接種率の関連について、トルコの施設から報告がありました。
(Gegin, S., Özdemir, B., Aksu, E.A. et al. Influenza and pneumococcal vaccination rates across FACED severity categories in bronchiectasis. BMC Pulm Med (2026).)
【背景】
気管支拡張症では感染・増悪予防のため、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されていますが、実臨床での接種率は十分ではありません。今回、気管支拡張症の重症度とワクチン接種率の関連について報告されています。
【方法】
2024~2025年に診療された気管支拡張症589例を対象とした単施設の後ろ向き研究です。
重症度はFACED scoreで算出され、軽症・中等症・重症に分類されました。
重症度別にインフルエンザおよび肺炎球菌ワクチンの接種状況が解析されました。
【結果】
インフルエンザワクチンの接種率は全体で21.2%、肺炎球菌ワクチンは62.6%でした。
いずれも重症度が高いほど接種率が上昇し、特に軽症例や65歳未満では接種率が低いという結果でした。
【コメント】
気管支拡張症においてワクチン接種を含む感染予防は、基本的な管理として推奨されていす。重症例だけでなく軽症例においても、ワクチン接種を指導していくことが必要かもしれません。
